約100年前、ハーレーダビッドソンはレースに夢中になっていました。一秒でも速く走るためにすべての情熱を注いできた歴史がハーレーにはあります。
ドイツに当時の熱を再現しているバイカーグループがいます。自らヴィンテージハーレーを復刻させるだけでなく、レースまで再現しています。色鮮やかに甦ったハーレーのレース車両をご覧ください。
Modern Day Board Trackers
この記事でわかること
現代を疾走する、ボードトラッカーのレーサーたち
(記事元:Riding Vintage)
1. 現代に蘇るヴィンテージのハーレーダビッドソン
ドイツにボードトラックレースを守ろうとする熱狂的なバイカー集団がいます。

このグループは2012年まで舗装した道路やコンクリートのトラックでこのレースをしてきました。
しかしこの年を締めくくる最後のレースではドイツのハノーバーにある自転車用ボードトラックが使用されました。もちろん木製のレーストラックです。
「なぜ自転車用のトラックで?」なんて疑問に思うかもしれません。実はとても自然なことなのです。
なぜなら、1910年代から20年代に盛んに行われたモータードロームと呼ばれるレースは、木製のレーストラックだったからです。
2. ハーレーの歴史的ライバルマシンも登場!
現代に甦ったモータードロームのレーサーたちは、当時の最速マシーントップ3ブランドのバイクにまたがりぶっ飛ばしています。
ハーレーダビッドソン、インディアンモーターサイクル、エクセルシオールスーパーXが完全に復元されたかのようです。
3. ハーレーのブレーキが効かないって?だって付けてないから
当時の歴史再現に忠実なこのレーサーたちは、あくまで1920年代当時のままの装備にこだわります。
通常はリアブレーキとスロットルを制御する何らかの装置があるはずですが、モータードロームを走るレースバイクにそんな余計なものはありません。ブレーキはなし、フルスロットルで突撃あるのみです。
いやいや、このヴィンテージバイクを復刻するのに費やしたお金と時間があったのであれば、ブレーキの取り付けぐらいしてもよかったんじゃないかと思っているところです。
とは言え、取材で撮影した写真からは、当時の面影と迫力が十分伝わるんのではないでしょうか?バイクに複数のカメラを装備させて撮影した動画では、レースの迫力を目の当たりにすることができました。
現代ではこのボードトラックレースを目にすることはまずないでしょう。でもあなたさえその気になれ、来年またドイツでやっている可能性大です。
ハーレーの歴史を辿る旅に出かけてみませんか?
まとめ
驚くべきは、100年以上も前に、Vツインの形がすでに完成されていたことです。ハーレーのマシンの起源は、ミルウォーキーの小さな小屋です。今でこそウィリアム・ハーレーは天才だったと誰もが言えるでしょうが、当時のレース車両を眺めれば眺めるほど、現代のハーレーにもその面影を十分に感じることができます。このよさを継承し育ててきたハーレーダビッドソンの信念とも言えるでしょう。
積み重ねてきた歴史をこれほどまでに感じられるバイクは、もはや他にはないのではないでしょうか。その意味でもモーターサイクルの真髄を求めて旧車ハーレーにまたがるのは自然な行為といえるでしょう。
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三つ子の魂100までってのは、本当だぜ。気がつけばVツインもまるでその通りじゃねぇか。
– ハーレー仙人 –
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