ハーレーに乗っていてよかった、と感じることは何ですか?仲間ができた、時間に追われない生き方を選べた、素敵な人との出会いがあった…いろいろあるでしょう。
もしあなたがハーレーに乗っているのならば、ちょっとしたことでたくさんの人を喜ばせることもできます。
今回はあるイギリスの家族に起きた、素敵なハーレーストーリーをお届けします。80歳のおばあちゃんが誕生日に欲しかったのは、なんと『ハーレーに乗ること』でした。
(記事・画像元:SUNDAY EXPRESS )
1. 長年の夢、『ハーレーに乗ること』

リル・コールテン、80歳のレディー。彼女はつい先週の土曜日まで地元パブでの仕事を引退をしたばかりでした。そこで家族が尋ねました。「人生の節目になにがしたい?」そしてこう答えたのです。
「そうね、ハーレーダビッドソンでひとっ走りしたいかしら…」
娘のアンジー・グリフィン52歳は、さっそく母の夢をかなえるべくFacebookで友人たちに呼びかけました。すると間もなくして優しいバイカー達からいくつもの申し出が殺到しました。
そしてある朝、彼女にとっておきのサプライズが訪れます。玄関先に、ハーレーオーナーズグループのバーミンガム支部からおよそ20台のハーレーダビッドソンが重低音を轟かせながら彼女の誕生日を祝うためにやってきたのです。
リルは5人の子供を育ててきました。子育て、そして仕事に忙しかった彼女にとって、ハーレーは人生初体験です。その後部座席で時速113㎞で「ツーリング」する写真を記録に残しました。

写真:自宅の前に集まった20台のバイク。そして嬉しそうにまたがるリル。
2. ハーレーオーナーズクラブの粋なサプライズ
「お母さんの誕生日になにかしなくちゃね、って言ったの。パーティーしようか、って聞いたら『別にいいわ』って。家族で食事しようか、って言ったら『う~ん、そうねえ』なんて調子で。」
娘のアンジーが続けてこう答えました。
「何かプレゼントしようか、って聞いたら『欲しいものはなんでも持ってるしねぇ』と言うし。何を聞いても全く手ごたえがなかったんです。でもそのあと『実は、ずっとハーレーダビッドソンの後ろに乗ってみたいと思っていたのよ』って言い出した時は驚いたわ。まさか母がそんなこと言うなんて、夢にも思っていませんでした。ダメ元でフェイスブックで呼びかけたら、あっと言う間にバイカー達から山のような協力の申込みが来たの。そのうちの一つ、ハーレーオーナーズグループのバーミンガム・チャプターが協力するって言ってくれたんだけど、ただし安全性を考えなきゃって助言をくれたわ。」
アンジーは保険専門家ベネッツに連絡をとって、80歳の母がちょっとしたタンデムツーリングをしても大丈夫か確認も取りました。そして協力を申し出た多くのハーレー乗りのうち、一人だけに来てくれるよう依頼したはずでした…
「バイクを1台お願いしたはずだったのに、家に来たのは20台以上のバイクだったのよ!もう本当に驚いちゃうわよ。」

写真:ハーレーダビッドソンに乗る夢をかなえたリル。
3. ハーレーに乗る夢を叶えたお礼にチャリティー
「そのときの母の顔ったら、とにかく喜んでいたわ。バイカーたちが最高のツーリングに母を連れ出してくれたの。」
リルはバイカーたちへのお礼として、バイカーの慈善事業を手伝うことにしました。
「このチャプターは、毎年違う慈善事業を選んでは募金活動をするの。今年は盲導犬だったわ。」

写真:慈善事業のために5000ポンド集めたリル。
リルの友達や家族達、そして保険専門家集団のベネッツからの募金で、盲導犬を購入するのに十分な資金調達をすることができました。チャリティーは大成功です。
「母はこれまでとってもおとなしく、これと言って主張の多い人でもありませんでした。でもハーレーに乗りたい意思を貫いたのは、彼女の人生でもっとリスクとスリルが伴う冒険的行為だった言えるでしょうね。長いこと家庭優先で自分ことはいつも後回し。母がこんなに幸せそうにしているのを見ることができて、本当に嬉しいわ。」
まとめ
ハーレーはなぜここまで人を魅了するのでしょうか?いつかはハーレーに乗りたい。たとえ80歳をすぎた淑女であっても気持ちはみんな同じです。ハーレーをきっかけに多くの仲間が集い、そして一生の思い出作りができる。ハーレーの醍醐味はここにあるとも言えるでしょう。あなたはハーレーでどんな夢を叶えたいですか?
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– ハーレー仙人 –
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