ハーレーツーリング、旅の準備マニュアル【出発前】

ハーレーで風を感じながらとびきりの旅に出る。ひとりで行くもよし、仲間や家族とともに行くもよし。ツーリングを計画するひと時は本当に楽しいですよね。

プランニングから当日の走行、便利アイテムまであなたとハーレーの旅がもっと楽しくなるツーリングのコツをご紹介します。

 


この記事でわかること


1. ツーリング・プランニング

 

1-1. 旅のテーマを決めよう

 

「どこへ行こうか?」

まず目的地を考えるのが一般的ですが目的地から考えてしまうと

「あっちもいいな、いや、こっちも…」

なんて具合に悩みがちです。そんな時は、どんな旅をしたいか『テーマ』から決めてみるのはいかがでしょう?

例えば、

『うまいモノだけ食べたい!グルメ旅』なら

海の幸、山の幸、その土地の旬の味覚や、B級グルメを味わうツーリングを楽しめますし、


『桜吹雪ツーリング』
なら

桜街道を目的地に桜が舞い散り中走り抜ける思い出深いツーリングが期待できます。

その他、

『名湯・秘湯に浸かる癒しのツーリング』

『日本の端まで走ろう!岬めぐり』

など際限なく思いつきます。もっと参考にした方は 1-4. テーマ実例集 を参考にしてみてください。

 

1-2. 走行距離で決める

ツーリング計画を立てるとき、日帰りなら往復何キロくらいの距離が適切なのかを判断しづらいと思います。自分や同行者の年齢や体力、バイクの大きさ、そして、季節によっても快適に走れる距離は異なります。高速道路を利用するかそうでないかでも走行距離は大きく違ってきますね。

基本原則は、安全に楽しく往復できる無理のない距離感がベストです。往復で300kmが以内が比較的、負担の少ない距離感と言われています。ついつい長距離を走ってしまうことで帰りが遅くなり気持ちが焦ってしまったり夜間の走行で限られた視界での走行はさらに疲労度を増すことになります。

体調のバランスを見ながら無事帰還する目的も忘れないように心がけましょう。

 

1-3. 事前の情報収集がカギ


「ここに行くだろ、で、あそこに行って
アレをして、コレを食べて…」と楽しいことばかり考えたくなります。

でも、本当に楽しいツーリングにするためには、しっかり必要な情報収集をして旅の予習をしておくことが大切です。必要項目をチェックしてみましょう!
 

・ルートの距離&所要時間はどのくらい?

・国道からの分岐ポイントはどこ?

・高速道路の乗り降りICの名前は?

・ルート上にある地名&スポットは調べてみた?

・ルートの核となる国道は何号線?

・予定変更時の最短ルートはどこにする?

・立ち寄る施設や店舗は営業してる?

・給油はどこで入れる?

その他、 ルート上に間違えやすい道はないか、インターチェンジを降りたらどの方向に向かうか、立ち寄るお店のチェック、ガソリンスタンドの場所、こうした情報を押さえておくだけで疲労を軽減することができます。大切な体力を温存できるようにしておきましょう。

給油ポイントの割り出し方は簡単です。満タンでの走行可能距離の3分の1程度を残した状態で給油するのがちょうどよいでしょう。

満タンで300キロ走れるとしたらスタートしてから200キロのポイントで給油します。

地方のガソリンスタンドは閉店時間が早いので早めに給油しておきましょう。


1-4. ツーリングアイデア集

『うまいモノだけ食べたい!グルメ旅』

海の幸、山の幸、その土地の旬の味覚や、B級グルメを味わいます。

 


『桜吹雪ツーリング』


桜街道を目的地に
桜が舞い散り中走り抜ける思い出深いツーリングが期待できます。

 

 

『名湯・秘湯に浸かる癒しのツーリング』

温泉天国の日本ならではの旅を楽しめます。人気の名湯から山間に湧く秘湯まで。旅の疲れを癒してくれる極上の時間がたまりません。

 

『日本の端まで走ろう!岬めぐり』


ライダーはなぜか先端が好き?!島国日本には数え切れないほど多くの岬があります。絶景が楽しめる岬をめぐる旅もドラマチック。

 


『お祭り三昧ツーリング』


日本の祭りを体感できる旅。三大祭りをはじめ全国には多くの伝統的な祭りがあります。伝統や文化に触れるツーリングは日本の魅力を再発見できるでしょう。

 

『アウトドア・ツーリング』

冒険心が駆り立てられるキャンプツーリングです。大自然の中で非日常が味わえます。設備が整ったキャンプ場もいいでしょう。

 

『歴史街道ツーリング』

高速道路でスイスイ行くのも楽しいですが風光明媚な旧街道も各地を下道で巡る通なツーリングもありですね。沿道の風情ある街並みを眺めながら歴史的な情緒を堪能できます。


『遺跡ツーリング』


名城・神社仏閣を訪ねるシブいツーリングテーマです。
全国にある城や神社仏閣を訪れるのが好きな人も多いはず。
四国巡礼をはじめとする祈願成就やパワースポット巡りとしても楽しめます。


『日本の絶景道ツーリング』

バイク旅の醍醐味は何といっても風景との一体感を感じられることではないでしょうか?山岳が連なる日本には
眼前に広がるパノラマを楽しみながら爽快に走れる
絶景ポイントが多数あります。

オススメのサイトとして ZEKKEI Japan というページがあります。行ってみたくなる風景から、テーマや目的地を選べるのでツーリングテーマに悩んだら参考にしてみてください。

 


(画像元:ZEKKEI Japan

 

2. 愛車の体調チェック、必須7項目

走行途中で愛車がトラブルを起こしてしまうとせっかくのツーリングが台無しになってしまいます。最悪の場合は事故につながる可能性もあります。

そんなトラブルを未然に防ぐためにも出発前の点検はしっかりしておきましょう!

「点検って難しいんですか?」

大丈夫です、安心してください。誰にでも簡単にできる日常点検チェックリストがこちらです!

 

ツーリング前、7つの愛車チェック項目

①【ランプ類】

ヘッドライト、テールランプ、ストップランプ、ウインカーといった点灯類が正常に点灯チェック。

 

②【ミラー】

バックミラーは緩みやすい箇所なので、後方確認がきちんとできる位置に調整し、走行中に緩まないようにしておきましょう。

 

③【チェーン】

ハーレーの場合は、チェーンではなくベルトになります。基本的にはメンテナンスフリーですが、砂利などが食い込みひび割れが起きていることがあります。放っておくと走行途中で切れるトラブルも予測されます。チェックしておきましょう。

ちなみに、ドライブチェーンの場合、張り具合は2〜3cm程度のたわみが目安です。。必要に応じてチェーンルブ(潤滑油)を注油します。

ハーレーのドライブベルトの点検と調節方法

 

④【タイヤ】

空気圧は規定値になっていますか?更に、磨耗状態を目視し、異物が刺さっていないか、亀裂がないかもチェックしましょうね。

 

⑤【エンジンオイル】

点検窓やゲージでエンジンオイルの量や汚れ具合を確認しましょう。量が減っていたり汚れがひどい時には交換を。

 

⑥【ガソリン】

ガソリンは当然満タンにしていきますが、燃料計が正確に作動しているかもチェック。

 

⑦【ブレーキ】

普段なかなかじっくり見ることの少ないブレーキパッドの磨耗状態を確認します。キャリパーを覗き込めば確認できます。

 

3. まさか!?に備えるツーリング・アイテム

快適で楽しいツーリングは、しっかりとした装備を整えることから始まります。

 

3-1.  日帰りツーリング編


旅先での不測の事態を考えると
持っていく物がアレもコレもと増えてしまいがちです。しかし、荷物が増えるほど、
パッキングにも時間がかかってしまうし、
重量が増えてかさばると取り回しにも苦労が付きまといます。

さらに荷物が増えるということは、忘れ物や落し物をするリスクも増えることにもつながります。携行アイテムは『必要最低限』のものを厳選しましょう。

①レインウエアと防水グローブ

天気予報が晴れでも外れることがあるし、目的地が変わることもあります。
思わぬ雨で体が濡れてしまうと予想以上に体力を奪われてしまいます。雨対策は常にしておきましょう。

 

②整備用ヘッドライト

(画像元:GENTOS

道に迷ったりトラブルに見舞われて、日が暮れたときに役立ちます。両手で作業できるヘッドライトがあると便利。電池のチェックも忘れずに。

 

③軍手

(画像元:Wikipedia

パンク修理などの作業時にケガを防ぐためにも加えたいアイテムです。万が一、グローブを紛失してしまった時の
代用品としても活用できます。

 

④防寒ウエア

(画像元:THE NORTH FACE

真夏でも山間部では予想以上に冷え込むことが多く、体温低下は疲労の元になります。コンパクトになるダウンインナーなどがおすすめです。

 

⑤地図

(画像元:ツーリングマップル

今はナビやスマホでルートを調べる時代ですが、圏外や電池切れ、突然の故障もあり得るので、紙の地図はやはり必須アイテムです。ライダーに特化した地図ならツーリング・マップルがおすすめです。

 

⑥工具

(画像元:Harley-Davidson USA

車載工具を基本として、レンチやドライバーなど使いやすいものを揃えておきましょう。パンク修理キットも加えておくと更に安心です。

もちろんこれ以外に、免許証や車検証、保険証といった書類のほか、緊急連絡に必要な携帯電話は必須。

バンダナやウエットティッシュ、日焼け止め、リップクリーム、ケガの応急セット、常備薬なども必要に応じであると何かと重宝します。ちょっとずつの不便さを解決できるだけでとても快適なツーリングを楽しめます。

「2日以上のロングツーリングを予定しているのですが…?」

その場合には、次の項目をチェックしておくといいでしょう!

 

3-2.  ロングツーリング編

2日以上のツーリングになれば、着替えたくなったり、バイクもキレイにしたくなったり日帰りとは違う想定になります。

・着替え
・洗面具
・バイク用汚れ落とし
・チェーンルブ
・シールド曇り止め
・充電器
・三口タップ

 旅先では入手困難なので持って行くことをオススメします。携帯電話やナビ、デジカメなどモバイル機器の数に応じて三口コンセントやタップも用意しておきましょう。寝ている間に充電満タンにしておきましょう。

 

4. ツーリングバッグ活用術

ツーリングバッグと言っても実にさまざまな種類があるので悩みますよね?バッグの素材、荷物の量や積載する場所によってバッグを選んでみましょう!

 

4-1. ソフトとハード2種類のツーリングバッグ


【ソフトケース】

一般的なのはナイロン系素材や合成皮革を使ったソフトバッグ。特徴としては、容量やサイズ、形状、デザインなどの種類が豊富なことです。装着場所もタンクやシート、キャリアなど、さまざまな場所に装着可能です。収納物や量に応じて、形を調整できるモノもあり、バイクを降りた後の持ち運びも手軽です。


【ハードケース】

一方、樹脂製やアルミ製のハードケースは、施錠ができ防犯性があります。バイクに装着したままで車のトランクの様に使える手軽さがありますが、モノによっては専用キャリアが必要です。ハードシェル構造なので、中身が型崩れしにくく、密封しているので防水性が高いのが特徴です。

 

4-2.  ツーリングバッグ、どこに装着するのがベスト?

バッグをどこに装着するかは、
バッグの大きさで決まります。


【タンクバッグ】

(画像元:Harley-Davidson USA

上ブタがクリアタイプで地図をおさめられるタイプが一般的。装着方法はマグネット、吸盤などで固定しどんなバイクにも対応します。

 

【シートバッグ】

(画像元:Harley-Davidson USA

日帰りから2泊以上まで容量や素材、デザインが豊富です。着脱も持ち運びもしやすくだけでなく付属のベルトをシートや車体に装着すればしっかり固定もされます。

 

【トップケース】

(画像元:Harley-Davidson USA

樹脂性で容量20〜50Lが主流で
専用マウントにワンタッチで装着できロックも可能です。
ヘルメットも収納でき、雨にも強いので安心です。

 

【サイドバッグ(サドルバッグ)】

手軽なソフトバッグと強固なハードケースがあり、容量も大きい上にタンデムも可能。低重心になるため重量物の収納に便利です。

ツーリングバッグのオススメの選び方を紹介します。

 

日帰り〜1泊:
タンクバッグ、
小さなシートバッグ

2泊以上:
大きめシートバッグ、ハードケース、サイドケース、サイドバッグ


どれを選んでよいか分からない場合:
タンクバッグまたは大・小のシートバッグを持っていると大抵のツーリングに対応できるでしょう。

ツーリングの鉄則は『最小限のアイテム』です。

できるだけコンパクトに収納することを意識してみましょう。


4-3. パッキングのコツ

ツーリングが快適に楽しめるかは収納や積載の仕方が重要になってきます。ツーリングに必要なアイテムやバッグを紹介しましたがただ詰め込むだけでは、必要な時に必要なモノが見つけられなかったり重量のバランスが悪ければ走行性を悪化させる場合もあります。ここで、いくつかのポイントを紹介します。

 

コツ①:コンパクトにする

 食品保存用のジップ付きビニールバッグを活用します。真空パックでスペースを省くだけでなく防水機能も付いてきます。

 

コツ②:衣類はクッション材にする

ランタンやストーブなどキャンプ用品は壊れやすいものはタオルや衣類など、柔らかいもので包んで入れておきましょう。クッション材になります。

カメラやタブレットの端末は専用のケースに入れた上で、タオル類に包んで収納すれば安心です。

コツ③:レインウエアは一番上

 ツーリングの途中で急に雨が降ってくることもあります。いかに濡れないかにかかっているので一番取り出しやすい場所を選びます。開けたらすぐに取り出せるところか、タンクバッグがあるなら、そこに入れておくと良いでしょう。

 

コツ④:使用頻度の高い順番で

ジャケットのポケットに入らないけど結構よく使うモノは、すぐに取り出せるところに入れておけば、時間を無駄にしなくて済みますね。

 

 コツ⑤:軽いモノは上、重いモノは下

 シートバッグ、サイドバッグに関わらず、荷物を詰めるときには、重量があって大きいものを下側へ収納します。安定感が高まり、バイクに装着した際に車体の重心を低くでき、走行性への影響を最小限に抑えることができます。

 

 

まとめ

ツーリングは、準備している時から始まります。もしかしたら、ツーリングは「冒険したい」と言う私たちの小さな夢かもしれません。夢を実現させるにはやはり準備が必要です。

行き当たりばったりの旅も楽しいのですが、夢を叶えるための計画もまた楽しいものです。

必要なアイテムの書き出し、ルートの割り出し、そして注意点をもう一度確認しておいてくださいね!


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