憧れのハーレー三拍子サウンドを再現!900回転セッティング

ドドドッ、ドドドッ、ドドドッ・・・・・

ハーレー特有のアイドリングサウンド。日本では、『三拍子』と言われています。本場アメリカでは、通称『ポテト・サウンド』と呼ばれていて”PO,TE,TO,,PO,TE,TO,,,POTE,TO,,,”と聞こえるそうです。

誰でも、この音を聞くと『ハーレー』のバイクを思い浮かべるでしょう。ただし、それも昔の話…

2007年以降のハーレーは全モデルにECM(Electric Control Module)、つまり電子制御システムが採用されたために、従来そのままで楽しめていた三拍子サウンドはなくなりました

「じゃ今のハーレーでは無理ですか?」

憧れの三拍子を叶える方法はちゃんと存在しています現代のハーレーでも、ハーレーらしいサウンドを再現するにはどうすればよいのでしょうか?


1.ハーレーらしい、アイドリング回転数とは?

そもそも、あのゆったりサウンドのアイドリング回転数はどのくらいなのでしょうか?一般的なアイドリング設定値は約1000〜1100回転ほどです。

そして、いわゆるハーレーぽっさを感じるのは、800〜900回転です。

今は、電子制御でECM(Electric Control Module) がコントロールしていますが、キャブ車ではエンジンの横から出ているアジャストスクリューを回しながらアイドリングの調整をすることができます。

 

KIJIMA ハーレー用アイドルアジャストスクリュー

(画像元:KIJIMA

キャブ車の場合は「ストールしそう、、、でもしない!」コントロールが指先で可能です。ゆったりと、底から突き上げる鼓動、その鼓動から伝わる揺れの感覚。自分が最高に心地よいタイミングで愛車が奏でるアイドリング・サウンド。病み付きになるほどの情緒がそこにあります。

ハーレーダビッドソンはこの三拍子サウンドを権利化しようとして、音の商標権を獲得しようとしたこともで有名です。

最終的には、他メーカー6社より猛反発を受けたことと、そして識別力ながい、という理由から取り下げになりました。とはいえ、あの音こそハーレーだと誰もが認識できる音でした。

 

電子制御(ECM)でハーレーの三拍子が消えた?

エンジンに酸素を取り入れ、圧縮した空気に燃料を加えて火をつける。爆発したらピントンが上下しタイヤにエネルギーを伝えてガスを外に出す。この一連のエンジン動作の流れで独特の鼓動感やサウンドが生まれています。

しかし電子制御されるとともに三拍子のサウンドはなくなってゆきました。なぜでしょうか?

20世紀の自動車社会の盛り上がりは人々に夢と希望を与えてきた一方で、排気ガスによる温暖化が大きな社会問題となりました。

そこでハーレーが採用したのがECM(Electric Control Module)という電子制御システムです。従来のキャブレターのシステムでは非効率な部分を解決したのがインジェクションのシステムです。燃焼効率などすべてを適正値に制御することができるため環境にやさしい燃焼はもちろん、燃費向上とパワー重視の燃焼をも実現したのです。

エンジンの回転数からスロットル開度、温度・ガソリンの噴射量、点火のタイミングまで、コントロールして各部に指示を出しています。2007年以降、ハーレーダビッドソンの全モデルにECMが採用されています。

ハーレーが自らのシンボル・サウンドとして独占までしたかったあの三拍子サウンドは、”アナログ”の産物でもあったのです。

 

 

2.旧車っぽい三拍子を現代のハーレーに再現する方法

「故障が少ない現代のハーレーに乗りたい、でも旧車っぽいサウンドを楽しみたいよな…」

実は、電子制御には電子制御でコントロールするある方法があるのです。

エンジンの回転数からスロットル開度、温度・ガソリンの噴射量点火のタイミングまで、ECM(Electric Control Module)がすべてをコントロールしています。

つまりECMそのものを、コントロールすればアイドリング設定など調整することが可能になります。

そこで、登場するのが『インジェクション・チューナー』です。この機械がればインジェクションをいとも簡単に調整することができます。


※インジェクションとは:

ガソリンエンジンなどの予混合燃焼機関において、液体の燃料を吸入空気に霧状に噴射する装置である。燃料噴射装置は燃料に圧力をかけて噴射するため、絞り部に生じる負圧で燃料を霧化するキャブレターと比較すると、温度や湿度、気圧といった環境条件に左右されずに霧化を制御しやすく、絞り部に起因する吸気抵抗が生じないためエンジンのポンピングロスを低減できる。Wikipediaより引用)

アイドリングの回転数を下げる事もできれば、ガソリンの噴射料や点火のタイミングもすべて調整が可能になります。キャブ車時代にアナログ調整していたセッティングを、デジタルで調整することが可能になります。チューナーシステムとして大きく2つの種類があります。

 

サブコンとは:

ノーマルデータをベースに排気システムの変更、データの微調整のちょっとした書き換えが可能です。価格は、フルコンの半額ほどが目安です。

 

フルコンとは:

ノーマルECMを取り外し、丸ごと交換するというものです。サブコンに比べるとコストはかかりますが自由にデーターを書き換える事ができるのが最大の特徴です。タッチパネル操作でセッティングができるデバイスも出ています。

中でもアメリカ・ラスベガス発の『パワービジョン』が有名です。複数のセッティングをボタンひとつで変えることができる装置です。

 

ハーレー三拍子の決定版!『パワービジョン』

(画像元:Dynojet

Dynojet パワービジョン 日本語取説あり

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感想(1件)

Dynojet パワービジョン ディスプレイ用バイザー

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感想(0件)

パワービジョンは、アメリカ製のコンピューターセッティングモジュールです。日本仕様は、800回転まで落とせるように設定されています。

いくつかのモードを記憶させることができ、走りにあわせたチューニングを画面上のボタンで設定することが可能です。車検時にもノーマルセッティングに戻すことができるため、チューニングをするには重宝するアイテムと言えるでしょう。

チューニング設備の揃っているバイクショップでセッティングしてもらうのが一般的です。

 

3.回転数を落とすときの注意点

まず知っておかなければならないのは、純正のセッティングはメーカーが100年以上かけて積み上げた経験と技術が織り込まれた結果ということです。

むやみに吸排気を変えてしまうことで、パフォーマンスを損ねるだけではなく、エンジンにも負担がかかり、場合によっては故障の原因にもなりかねません。

たとえば、アイドリングを下げたときには『発電量』と『油圧』が低下することがあります。こうしたところにも意識を向けなければなりません。吸気と排気のバランスがとれてやっと正常な走行が可能になります。

マフラーを変えることにより、本来のトルクが失われ低速時の操作性も悪化するケースも見受けられます。

走行に直結している部分のため、吸排気を変更したい場合にはチューニング設備を揃えた専門ショップに相談することをおすすめします。

 

まとめ

現代のハーレーでもかつての風情や情緒をある程度まで再現ができます。サウンドにこだわれば当然マフラー、エアクリーナーを交換することでしょう。そうなれば必然的にチューニングが必要になってきます。

電子制御となっても、点火のタイミング、吸排気セッティングそしてアイドリング回転数を調整することはできます。

ただし、専門の知識や設備がなければ本当にバランスのとれたセッティングは難しいでしょう。快適な走りを追求する上で専門ショップは頼れる存在です。音も、走りも兼ね備えた最高のマシンに仕上がることでしょう!


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コメント

  1. 土屋 武雄 より:

    ヨロシク

    1. perfect-harley より:

      メッセージありがとうございます〜
      こちらこそどうぞよろしくお願いします☆

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