
2018年の新モデルの発表で、まさかのダイナファミリーが消えて、ソフテイルファミリーになったことで世界中のハーレーファンの間で話題になりました。
「ダイナのラバーマウントの味わいはどうなるんだ!?」
ソフテイルファミリーとして、リジットマウントのバランサー搭載エンジンとなります。2017年はツーリングモデルとトライクに採用されたミルウォーキーエイト107、114がソフテイルに搭載されています。
ローライダー、ファットボブ、ストリートボブが新たなソフテイルフレームとして生まれ変わっています。ダイナファンとしては驚きをかくせいな2018年モデルの公開となりましたが、1903年から今日まで進化し続けるハーレーのDNAの延長線上にあることに間違いはありません。
全8種類、新たなソフテイルファミリーはどのような仕上がりになっているのでしょうか?
この記事でわかること
- 1. 2018 Softail Fat Bob ソフテイル ファットボブ
- 2. 2018 Softail Fat Boyソフテイル ファットボーイ
- 3. 2018 Softail Heritage Classic ソフテイル ヘリテイジ クラシック
- 4. 2018 Softail Deluxe ソフテイル デラックス
- 5. 2018 Softail Slim ソフテイル スリム
- 6. 2018 Softail Street Bob ソフテイル ストリートボブ
- 7. 2018 Softail Low-Rider ソフテイル ローライダー
- 8. 2018 Softail Breakout ソフテイル ブレイクアウト
- 2018 新型ソフテイルのまとめ
1. 2018 Softail Fat Bob ソフテイル ファットボブ
ダイナファミリーから新型ソフテイルフレームで進化したファットボブ。進化のポイントを見てきましょう!
1-1. 約15kgの軽量化
約15kg(33パウンド)軽量化されたファットボブ。この軽量化のインパクトが走りにどのように影響するのか要チェックです。
1-2. 新型ハイパフォーマンス フロントサスペンション
1-3. 手動で調節可能!リア・モノサス
手動でリアサスを調整できるため、求める走行に応じて調節可能になっています。
1-4. 2-1-2の二本出しマフラー
上向きの二本出しのスポーティなマフラー。
1-5. フロント ダブルディスクブレーキ
軽量化され、さらにフロントのダブルディスクで制動性能に期待できます。
1-6. Daymaker LEDヘッドライト
二眼のヘッドライトが進化したかのような、横長のLEDヘッドライトが印象的です。
1-7. ミルウォーキエイト 107 or 114 V-TWIN エンジン
ミルウォーキーエイトエンジンの107あるいは114のエンジンラインナップです。
- 107ci= 1,745cc
- 114ci = 1,868cc
1-8. シンプルなハーレーロゴが施されたタンク
2. 2018 Softail Fat Boyソフテイル ファットボーイ
新しい風を感じさせるソフテイル ファットボーイ。2018モデルに施された大きな特徴を見ていきましょう!
2-1. 14kgの軽量化
2-2. ボックス型のLEDヘッドライト
2-3. 240mmのリアタイヤ
2-4. 160mmのフロントタイヤ
2-5. 新型ハイパフォーマンス フロントサスペンション
2017年にFLツーリングモデルに搭載されたフロントサスペンションSDBV(The ShowaDual Bending Valve )が2018年モデルのソフテイル ファットボーイに搭載されています。
2-6. 手動調節のリア・モノサス
2-7. ミルウォーキエイト 107 or 114 V-TWIN エンジン
ミルウォーキーエイトエンジンの107あるいは114のエンジンラインナップです。
- 107ci= 1,745cc
- 114ci = 1,868cc
3. 2018 Softail Heritage Classic ソフテイル ヘリテイジ クラシック
これまでシャイニーな印象を与えてきたヘリテージが、クラッシックで落ち着いた雰囲気で登場しました。2018年モデルの大きな特徴を見ていきましょう!
3-1. 14.5kg の軽量化
3-2. ブラックアウト仕様でシックな外観
3-3. ヴィンテージを感じさせるクラシックなフロントフェンダー
3-4. ロックができる施錠式サドルバッグ
3-5. 脱着式のウィンドシールド
3-6. 新型ハイパフォーマンス フロントサスペンション
3-7. 調節可能なリア・モノサス
2-7. ミルウォーキエイト 107 or 114 V-TWIN エンジン
ミルウォーキーエイトエンジンの107あるいは114のエンジンラインナップです。
- 107ci= 1,745cc
- 114ci = 1,868cc
4. 2018 Softail Deluxe ソフテイル デラックス
伝統的なアメリカンクルーザーのスタイルでありながら現代的なスタイルに仕上がっています。2018年ソフテイルデラックスの大きな特徴を見ていきましょう!
4-1. 15kgの軽量化
4-2. スポークホイールにホワイトウォールタイヤ
4-3. クラシカルなスタイルのままでLEDを搭載したヘッドライト
4-4. トゥームストーンのテールライト
4-5. 新型ハイパフォーマンス フロントサスペンション
4-6. 調節可能なリア・モノサス
4-7. ミルウォーキエイト 107 V-TWIN エンジン
ミルウォーキーエイトエンジンの107のエンジン搭載です。
- 107ci= 1,745cc
5. 2018 Softail Slim ソフテイル スリム
ボバースタイルの2018年ソフテイル スリム。新モデルの大きな特徴を見ていきましょう!
5-1. 15.8kgの軽量化
5-2. ヴィンテージスタイル仕様
5-3. スポークホイール
5-4. タック&ロールシート
5-5. ダークポリッシュ仕上げ
5-6. 倒し込みができるバンク角
5-7. 新型ハイパフォーマンス フロントサスペンション
5-8. 調節可能なリア・モノサス
5-9. ミルウォーキエイト 107 V-TWIN エンジン
ミルウォーキーエイトエンジンの107のエンジン搭載です。
- 107ci= 1,745cc
6. 2018 Softail Street Bob ソフテイル ストリートボブ
ダイナファミリーからソフテイルフレームで生まれ変わったストリートボブ。特徴的な無駄のないシルエット、そしてエイプハンガースタイルはそのままリジットフレームルックとなり登場です。デジタルメーターがハンドルクランプに埋め込まれることで、ハンドル周りがよりすっきりとなった2018年ストリートボブ。特徴を見ていきましょう!
6-1. 拳を突き出すライディングポジション
6-2. 機敏性を高めたハンドリング
6-3. 俊敏なアクセルワーク
6-4. ブラックアウト仕様
6-5. 短くチョップされたリアフェンダー
6-6. なめらかなで美しいタンク形状
従来の4.7ガロン(17.8リットル)から3.5ガロン(13.2リットル)にサイズダウンされコンパクトなタンクに仕上がっています。
6-7. デジタルメーター搭載
ハンドルトッププリッジに収められたデジタルタコメーターですっきりとした仕上がりになっています。
6-8. 新型ハイパフォーマンス フロントサスペンション
6-9. 調節可能なリア・モノサス
6-10. ミルウォーキエイト 107 V-TWIN エンジン
ミルウォーキーエイトエンジンの107のエンジン搭載です。
- 107ci= 1,745cc
7. 2018 Softail Low-Rider ソフテイル ローライダー
ダイナファミリー不朽の名作、ローライダーがソフテイルファミリーとして生まれ変わりました。ダイナの面影を残しながら、さらなる進化への道を突き進みます。Twin Cam 103エンジンと比べ、時速0-60キロで10%スピードアップに成功しています。その意味ではダイナのスポーツ性能に磨きがかかったとも言えるでしょう。
7-1. デュアルメーター
7-2. クローム仕上げのエンジン周り
7-3. オールドスクールのクロームヘッドライトバイザー
7-4. 新型ハイパフォーマンス フロントサスペンション
7-5. 調節可能なリア・モノサス
7-6. LEDヘッドライト
7-7. ミルウォーキエイト 107 V-TWIN エンジン
ミルウォーキーエイトエンジンの107のエンジン搭載です。
- 107ci= 1,745cc
8. 2018 Softail Breakout ソフテイル ブレイクアウト
ドラッグスタイル健在のブレイクアウト。よく見ると、ヘッドライトはハーレーのコンセプト電動バイク『Livewire』プロトタイプのヘッドライトが採用されています。
8-1. 15.8kgの軽量化
8-2. ドラッグレーサースタイルは健在
8-3. 240mmのリア ワイドタイヤ
8-4. デジタルメーター採用
8-5. 調節可能なリア・モノサス
8-6. 新型ハイパフォーマンス フロントサスペンション
8-7. ミルウォーキエイト 107 or 114 V-TWIN エンジン
ミルウォーキーエイトエンジンの107あるいは114のエンジンから選択できます。
- 107ci= 1,745cc
- 114ci = 1,868cc
2018 新型ソフテイルのまとめ
ダイナがソフテイルファミリーに参加するという大きなできことが2018年モデルの大きな特徴です。ダイナのラバーマウントから得られる味わいをあえてソフテイルにシフトし改革的なクルーザーラインに仕上げた意味では、ハーレー史に残る大胆なモデルチェンジと言えるでしょう。
これまでウィリー・G・ダビッドソンがデザインを手がけてきましたが、近年ではブラッド・リチャーズが手がけています。ブラッドはフォード出身のデザイナーでしたが、フォードがハーレートラックを作っている時期に二人は知り合い、ともにラリーツーリングを重ねた仲でもあります。
世界中のカスタムビルダーたちを訪ねて、何を好み、どのようにデザインし、次世代へとつながるデザインに仕上げる必要がありました。
ブラッドの仕事の流儀は、『過去へ一歩、そして未来へ一歩』踏み込んだデザインです。
その哲学はハーレーマーケットにもマッチするものでした。伝統を好む一方、テクノロジーにも敏感で、新旧が一体となった最高のバイクを求めていたのです。
新しいソフテイルのフレームはモノサスになっています。これまでは車体のそこにあったショックはシート下に配備され、手動で調節が可能なダイヤルも加わりました。
今回8つのソフテイルラインナップには、それぞれ識別できる個性をもって生まれ変わっています。どれもユニークで乗り手によって感じ方も捉え方もそれぞれ異なるでしょう。
搭載されているエンジンは、ハーレー史上最高傑作とも言えるミルウォーキーエイトを積んでいます。アクセルフィーリングがより機敏になったことを感じられる仕上がりになっています。
今回の作品では、乗り心地、ハンドリングにおいて最高の出来と言えます。大幅な軽量化、俊敏なアクセル性能、軽やかなハンドリング性、パワーアップしたエンジン、ライディング全てにおいて進化したソフテイルを感じられるバイクになっています。
(画像・映像元:Harley-Davidson USA)
あわせて読みたい
ハリウッドスターとハーレーダビッドソン:ジョージ・クルーニー
Harley Davidson XR750 と傷らだけのヒーロー – エベル・ナイベルの人生
地球の長い歴史の中で、進化をやめた種族から絶滅していく。成長をのぞみ、未来永劫前進し続けた結果が今だとしたら、昨日よりも今日が優れている所以はここにあるのさ。
– ハーレー仙人 –
もし気にいってくれたら下のボタンを押してくれ。ページのカスタムに勤しむ俺の仲間たちが喜ぶからな。最後まで読んでくれてありがとよ。