ハーレーアパレルはなぜ成功したのか?仕掛け人にインタビュー

ハーレーのイベントで、ロックスター並みのサイン&写真攻めにあっているある女性がいます。彼女の名は『カレン・ダビッドソン』ハーレーダビッドソン共同設立者であるウィリアム・A・ダビッドソンのひ孫です。

彼女の人気はその血筋の恩恵だけではありません。彼女がハーレー・ダビッドソンに入社した1989年、社内にアパレルとアクセサリーを扱うモータークローズ部門が設立されました。

彼女はその部門のクリエイティブ・ディレクターとして就任してから売り上げを10倍以上に伸ばした凄腕ビジネスウーマンとして活躍しました。

特に、女性ライダーにバイクライフの楽しみを提供したことは大きな功績と言えます。現代のハーレー女子がバイクにまたがり、レザージャケットを羽織り駆け抜けているのは紛れもなく、カレンがその道を切り開いた結果と言えます。

もしあなたがハーレーのレザージャケットを持っていたらそれはカレンが手がけたものです。
今回のエピソード1ではあるイベントで行われたカレンへのインタビューを通じて

カレン・ダビッドソンからこれからのハーレー女子へのメッセージをお届けします。

 


(画像元:HOSPODARSKE NOVINY

次世代のハーレーを担う女性役員カレン・ダビッドソンが見つめるハーレーの未来とは?


(画像元・記事元:The Star.com)[インタビュアー:サブリナ・マッドドゥー]

カレンの今の目標をズバリ聞いてみました。「古い時代の白人バイカーのステレオタイプは放っておいて、新しい世代の女性たちをロードライフに誘い出すことよ。」

アパレル部門が成功を収めたのはカレンの手腕が本物であり、ライダーの心をつかむ商品作りを極めた証と言えるでしょう。今後ハーレーがどのようにバイカーたちをリードしていくのかインタビューを通してこれからのハーレーの未来を語ってもらいます。

1. ハーレーダビッドソン×レザージャケット= 強烈な個性

Q:ダビッドソン家で育ってどんな感じですか?

私は幼い時からバイカーたちと共に育ったので、私の遺伝子にはバイカーDNAがしっかりと組み込まれています。バイクに乗り始めたのは9歳のとき。その頃はまだ女性のバイカーは少なかったけれど、別に気にはしませんでした。

もし誰かが「オンナは後ろに乗っていればいいじゃない」と言ったら、「イヤよ!私は自分のバイクが欲しいの!」って言ったでしょうね。

何よりレースやバイクイベントに行くことが楽しくてしかたありませんでした。今日はどんなクレイジーな人がいるか、モータースポーツがいかに人の個性や能力を引き出しているのか興味深々でした。そしてそこには最高にクールなカルチャーがあり、そしてクレージーなレザーがあり、あらゆる種類の入れ墨とピアスをした最高にクレージーな人たちがいました。一着のバイカージャケットから、着ている人の個性や人生が読み解けます。

その人が身に付けているもので、人がどこに住んでいるのかさえもわかったのです。私がレザーアイテムを作り始めたのも、その後ファッションスクールに行ってミシンをレザーにかけて壊してしまったのも、自然の成り行きだったと思います。

 

2. オフィスさえなかったハーレーアパレル部門

Q:ハーレービジネスに参加したいと思っていましたか?

いいえ、全く。そもそも私が若い頃は、アパレルを中心にしたブランドを扱う部署さえありませんでしたからね。私はいわゆるファッション業界に身を置いてそちらで学んでいました。

ハーレーに来たときは、ゼロからのスタートですよ。それこそ、定規、鉛筆から揃えなければなりませんでした。小さなオフィスさえもありませんでしたからね。部署を大きくするために、思いつくことすべてをやっていました。

 

3. ハーレー女子マーケティングの成功秘話

Q:現在の女性バイカーのことをどう思いますか?

今、女性は本当に力をつけてきています。私はハンドルバーに親しむすべての女性を大切にしていますし、今そこでバイクに乗っている女性から多くのインスピレーションを得ています。これは伝染するんです。つまり、女性は他の女性がバイクに乗っているのを見て、自分もやってみたいと思うんです。

現代の若い女性は特に勇敢で、意欲的に新しいことを試します。彼女たちは、とにかく一歩踏み出してみる勇気があります。「ところで免許って、何時間で取れるの?」なんて具合にね。

 

Q:女性ライダーを獲得するために、ハーレーダビッドソンは何をしてきましたか? 

私たちは女性ライダーを獲得した最初のオートバイブランドと言えるでしょう。ディーラーを通じて、女の子たちがみるみる変身していくのを見てきました。

家族やボーイフレンドの後ろに乗っていた女の子たちは、実は「自分でも運転してみたい!」と思っていたのです。だからハーレーがその望みを叶えたのです。私たちはある特別なガレージパーティーを開催しました。販売特約店における女性専用イベントで、女性たちが交流できたりバイクのことはもちろんファッションのことやライディング教習、スポーツイベントにも参加できるようにしました。初心者の女性でも全てを学ぶことができるようにしたのです。ハーレーは多様性に富んだブランドです、どなたでもどうぞご自由にいらしてくださいね。

 

Q:若い女性をターゲットにするためには『年配の入れ墨白人男性』というイメージをどうやって払拭しましたか?

ひげ面のレザーをまとったオヤジライダーたちを過度に意識する必要は全くありませんでした。何より私たちは多様性に対し寛容です。なぜならカリフォルニアという土地で、若くて多種多様な人たちとともに日々過ごしているからです。

ハーレーダビッドソンは、若い層にも十分アプローチできるだけの強い伝統と歴史を持っています。会社は創業から113年経ち、もうすぐ115周年を祝おうとしています。

これから大人になる若い世代には何よりこの継承されてきた伝統こそロイヤリティーにつながります。彼らはリアルな経験をしたがっているのです。ファッションについて言うと、女性用に関する最初の課題は、まず、女性の体にフィットさせること、そして色とスタイルのバリエーションを用意してあげることでした。

私たちは、毎年約1,200の新しいスタイルをリリースしています。私たちは、早くから女の子たちが
タフでシックでありたいと思っていることに気づいていましたが、それぞれが個性を表現するためにできるだけ多くの選択肢を提供することにしたのです。

 

Q:若い女性はハーレーのロゴをどのように感じているのでしょうか? 

商標を小さくした商品をいくつかテストした結果、驚くべきことがわかりました。彼女たちはこう言いました。「私たちは誇りに思っているの。ハーレーダビッドソンよ、って言いたいのよ。」

人は、あるブランドやライフスタイルの一員でありたいと思うものなのです。仕事の場では全く違う顔を持つ彼女たちはジャケットをさっとひっかけるときに、

「これ、ハーレーよ!」

そう言いたいのです。若い人たちは皆ぎる自信を楽しみたいんです。だからそのライフスタイルを
丸ごと取り入れるのです。


Q:若い女性に最も人気なハーレーアパレル商品は?

 ベスト、そしてジャケットですね。この2つは憧れのアイテムという位置付けなのでしょう。ハーネスブーツを履いている女性もよく見かけます。

 

Q:バイクに乗りたいこれからのハーレー女子のために、アドバイスはありますか?

 まずディーラーへ行って、バイクの教習をやっているかどうか聞いてみましょう。ディーラーはすごくいいですよ。彼らはフレンドリーだし、たいてい、バイクに乗る女性が商品売り場で大勢働いています。だから、最初はただそこへ行くだけでも、素敵なアクセサリーやジャケットを選ぶための相談ができるようになります。それから、目の前のフロアに並んでいるバイクについて、尋ねてみてください。何でも答えてくれると思いますよ。

 

まとめ

ハーレー女子は実は本家のダビッドソン家から誕生していました。カレン・ダビッドソンの手がけるアパレルグッズは使用感だけではなく、車両に似合うかどうかまで吟味されています。ハーレーのアパレルの特徴はハーレー乗りの声に忠実に作られていることです。ハーレーが築き上げてきた伝統に現代のテクノロジーを重ねることで未来を見せてくれています。

 


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なぜジャケットに俺たちはそうまでしてこだわるのか?俺たちが走った歴史はただ一つ、ジャケットにしか刻めねぇんだよ。これがライダーがライダーとして生きた唯一の証明になるんだ。ジャケット選びは、人生を選ぶことに等しい。

– ハーレー仙人 –

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