憧れのハーレーツーリング街道「ルート66」

荒野に2台のハーレーダビットソンそして、2人の男ワイアット(ピータフォンダ)とビリー(デニス・ホーパー)。腕時計を投げ捨てバリバリとハーレーサウンドを響かせ旅が始まる。

そう、ハーレー好きなら一度は見た事があるはず。1969年公開『イージーライダー』です。ステッペンウルフ「Bom to Be Wild」の曲にのせて自由へと旅立つシーンはハーレー好きにはたまらなくカッコいいです。その物語りに登場する道が「ルート66」です。実はこの歴史的な道路はイージーライダーだけではありません。

『ファーストフード』や『モーテル』などアメリカの初めてがいっぱい詰まったアメリカ文化発祥の歴史的な道でもあるのです。

そんな歴史的でアメリカの人々に愛されている道ルート66の魅力をお伝えしたいと思います。

 


1. 「ルート66」の歴史

「ルート66」とは、アメリカ大陸中東部にあるイリノイ州シカゴをスタート地点に西部カリフォルニア州ロサンゼルスにあるゴール地点「サンタモニカ桟橋」まで約4000kmあります。

広大なアメリカ大陸を8州もまたがり高速道路の発達により1985年に廃線となりましたが、アメリカ西部の発展にはなくてはならない長くて古い国道です。

その原点とはどこにあるのでしょうか?それは廃線となる1985年より180年以上も昔1800年代始めまでさかのぼります。

アメリカミズリー州東部セントルイスから、南西部に位置するスプリングフィールドまでの道

先住民であるインディアンが使っていた道に電報線が引かれ「ワイヤーロード」と呼ばれたことが始まりです。1922年、その道が国道14号となり、後に歴史的で一番有名な道「ルート66」と呼ばれ
ハーレー愛好者のあこがれでもあり全世界のネイティブアメリカン好きの人々に愛される道となっていくのです。

 

2. ハーレーで走って感じるアメリカ史


冒頭でも少し触れましたが、「ルート66」は、初めてがいっぱい詰まった道でもあります。

まず「ルート66」そのものがアメリカで初めての国道のひとつ、1926年のことでした。

次の年1927年、アメリカ初めての国道システムが正式に設立、国道66号線協会も発足することになります。

目的は道路の舗装とイベントなどで利用者を増やすこと、当初は国道というものの道路状況は悪く1976年の解散まで沿道の発展を担う窓口だったようです。

そして、次の初めてはマクドナルドです。世界118か国、約30,000店舗(2009年6月)の世界最大級のハンバーガーチェーンもスタートはルート66号線沿いから始まりました。1940年カリフォルニア州サンバーナーディノでした。


次の初めては「モーテル」です。
モーテルとは、自動車で旅行をしている人のための平宿です。日本でいえば、ビジネスホテルに近い存在とも言えます。今でもアメリカ映画などにはよく登場します。

1925年にアーサー・ハイネマンがロサンゼルス北のサン・ルイス・オビスポで始めたもので、「モーター(自動車)ホテル」の略で「モーテル」というのだそうです。

 

3. イージーライダーだけじゃない!「ルート66」

この道を舞台にした映画やドラマはイージーライダーだけじゃありません。それ以前、1960年には
「ルート66」とズバリそのままのタイトルでドラマ化され1964年まで放送されています。

ちなみに、2006年に上映されたディズニー映画「カーズ」にもこの道が舞台になっています。マックウィーンという真っ赤なレースカーが田舎町に迷い込み、成長していくという大ヒット作品です。

最初は「ルート66」のタイトル予定でしたが、上記のドラマの存在を知り、「カーズ」にタイトル変更になったそうです。

また、「66」という名前は映画やドラマばかりか、文学や音楽、はたまた企業名までジャンルを飛び越え幅広くアメリカで愛されている名前なのです。

 

4. まとめ

1926年に国道として制定されてから1985年フリーウェイの発達により廃線となるまでの59年間、アメリカ産業の発展を支えてきた道が「ルート66」です。実は、現在もその道の80%は通行することができます。廃線となったはずの道がなぜでしょうか?

それは、アリゾナ州セリグマンにある散髪屋さんエンジェル・ディルがディーロと友人たちが「歴史ある道ルート66の火を消してはいけい!」と1990年に「ヒストリック ルート66協会」として発足したことによります。地図の上でも「ルート66」の文字が復活し、新たな歴史を刻み始めました。

また、そのアリゾナ州のベルモントには「グランドキャニオン・ハーレーダビットソン」の店舗があります。そこにはトライクや最新のものまで100台以上のバイクが展示してありハーレーとルート66のロゴの入ったTシャツやバンダナなどのオリジナルグッズが手に入ります。

「ルート66」をハーレーで走れば、アメリカの歴史とアメリカの人々の心に触れることができるでしょう。


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