ハーレーのクラッチレバーをちょっとの調整でぐっと快適に!

ハーレーのレバーが「遠くて握りづらい」「重くて疲れる」「太くて手になじみにくい」など国産バイクから乗り換えた場合には特に感じるかもしれません。

ハーレーはアメリカ育ちのバイクで、アメリカ人の平均的なサイズを考慮して設計されています。その点で違和感を感じるのは自然なこととも言えます。

だからと言って、我慢する必要はありません。細くすることで握りやすくしたり、レバーの支点をちょっと変えることで軽くしたり、アフターパーツで快適にすることも可能です。

クラッチレバーを軽く、自分に合わせて握りやすくするために出来る、基本的なメンテナンスの仕方から、レバー交換で改善するカスタマイズまでご紹介します。


1.握りやすくする!クラッチレバー調整の仕方

 

1-1.クラッチの遊びを確かめよう

まずはクラッチレバーに適正な遊びがあるかを確認しましょう。個人の好みにもよりますが、遊びが少なすぎるとクラッチが滑る原因になります。逆に遊びが多すぎるとクラッチの切れが悪くなり不具合の原因にもなります。

そのため、ちょうどいい調整が必要になります。基準値内で自分が心地よく握れるポイントに合わせましょう。

 

1-2.クラッチレバーの調整方法

基準値の範囲内で調整をしていきます。基準値は車種にもよりますがクラッチケーブルの根本とクラッチレバーのブラケットの間が1.6mm~3.0mmに設定されるのが一般的です。

レバーを近くして握りやすくしたいのであれば遊びを出来るだけ大きくします。

具体的な調整方法についてですが、クラッチレバーの根本からケーブルをたどっていくと、

ゴムのジャバラブーツで保護されている部分がありますのでこのブーツを下から上にめくります。

そうするとナットになっている部分が出てきます、ダブルナットで固定されているので長い方のナットと短い方のナット両方をスパナで抑えて緩めます。

長い方のナットを締めたり緩めたりすることでクラッチレバーの遊びが変わりますので、自分で握ってしっくりくるところを探しましょう。

調整できたらダブルナットを締め付けて固定します。この際、締め付けがあまいとナットが振動で緩んでしまうこともありますのでしっかりと締め付けてください。

また、せっかくなのでこのナットのねじ部分のサビを予防するためにグリスで給油してあげましょう。つけすぎず、薄く塗るのがコツです。

更に、ゴムブーツの頭の部分から水が入らないように、タイラップを巻いてあげると完璧です!

1-3.これだけで軽くなるかも?クラッチケーブルのメンテナンス

古いハーレーの場合、クラッチケーブル内部のワイヤーが錆びてクラッチが重くなっている可能性もあります。

クラッチケーブル単体の動きをチェックしてみて、動きが悪いようなら給油、あまり酷い場合は思い切って交換してしまいましょう。

このへんは点検も含めていつもお世話になっているバイク屋さんにお任せした方がいいでしょう。

また、ケーブルの取り回しでもフィーリングが変わる場合もありますので、ハンドルと一緒にケーブルを変えている場合は無理に曲がっている箇所や張っている箇所が無いかなども点検してください。

 

2.クラッチレバーを交換したい!

調整範囲だけでは満足できない、もっと手っ取りく早操作性を向上させたい!クラッチを軽くしたい!という方にはクラッチレバーのカスタマイズをお勧めします。

ノーマルのクラッチレバーはやはり日本人には太く、握りづらいこともあります。ノーマルのレバーを細いものに交換して、握りやすくするだけでも操作性は向上します。

価格はリーズナブルです。ただし見た目もそんなに変わるものでもありませんので『カスタムしてる!』という実感は薄いでしょう。その代わりに快適性を手にすることができます。

 

2-1.代表的なハーレークラッチレバーのアフターパーツ

 

キジマ スリムレバーSET

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(画像元:KIJIMA

 

レバーを細身にして、握りやすさを向上させています。カラーもポリッシュ、トワイライトメッキ、ブラック、クロームの4種類があり、見た目の演出にも効果ありです。可動部分にベアリングを採用し、更に操作性を上げてくれるタイプも用意されています。

 

ミスミエンジニアリング MSクラッチレバー

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(画像元:MISUMI ENGINEERING

国産車並みのクラッチの操作性が得られる逸品です。女性や握力に自信がない方ようにソフトタイプも用意されています。

 

調整できるレバー!デイトナ GRAVITY(グラビティ)アジャスタブルレバー

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(画像元:DAYTONA

標準で純正と同じ位置、そこから5mm間隔で2段階まで調整できるレバーです。

 

2-2.ハーレークラッチレバーの交換手順

 

2-2-1.クラッチレバー交換に必要な工具

クラッチレバーの交換には、レバーの支点になっているピンを抜くためにスナップリングプライヤーという特殊な工具が必要になります。

また、スナップリングは小さく、脱着の際に工具から外れて飛んでいってしまう可能性もあるので取り扱いには充分な注意が必要です。落下した場合には発見するまでに困難を伴うこともあります。

後はケーブルを緩めて外す必要があるので 1/2と9/16インチのスパナを用意してください。


2-2-2.クラッチレバーの取り外し

クラッチレバーの調整の項目にあげた要領でケーブルを完全に緩めます。

クラッチレバーの支点のピンを下から覗くと、リングで抜けないようになっています。スナップリングプライヤーを使ってリングを外します。くれぐれも飛ばさないように注意してください。

なくさないために、空いてる方の手でタオルを被せるなど紛失を防ぐ策もあります。

リングが外れればピンは上に抜けてくれるのでレバーを外し、付け根にケーブルが引っかかっているのでそれを外せばレバーは外せます。

 

2-2-3.クラッチレバーの取り付け

取り外しと逆の手順で組み付けて、ケーブルを調整してあげれば作業完了です。注意点はレバーを止めているピンのところにプラスチックのカラーなどが入っていた場合、忘れずに組み付けてください。

 

3.盗難防止セキュリティクラッチレバー

もしクラッチレバーの交換を検討しているのであれば、盗難防止機能つきのクラッチも知っておくとよいでしょう。

security_clutch2
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(画像元:関西シンシアー

クラッチレバーを脱着式にすることで乗り逃げを出来なくするというハーレー専用盗難防止装置です。ツーリング中に、立ち寄ったコンビニ、レストランなどわずかな時間でも車両を離れるときには、手間いらずの便利なセキュリティーアイテムです。

タッチリリースで工具もいりません。レバーは1本1本構造が違うので他のレバーは合いません、レバー本体が鍵の役割をしてくれます。

 

まとめ

渋滞の時のクラッチ操作は本当にツライです。クラッチレバーのカスタマイズは見た目は地味ですが満足度はかなり高いカスタマイズです。

また、クラッチレバーやケーブルの調整は普段欠かすことの出来ない基本的なメンテナンスですし、
転倒など不足の事態に備えてレバー交換の知識は持っておいて損はありません。

万が一の為にも自分でできるようになっておきましょう。あなたのハーレーをどこまでも走りたくなる快適な相棒にしましょう!


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