ハーレーのバッテリー交換手順を最初から最後まで詳しく!2017 FLSTN Softail Deluxe ソフテイル デラックス Harley-Davidson

ハーレーのバッテリー脱着作業を詳しく解説します。バッテリーの取り外しから取り付けまでにはどのような工程があり、何に気をつければよいのでしょうか?今回は、2017 FLSTN Softail Deluxe ソフテイル デラックスを例にして作業手順を公開します。動画もあわせてご覧ください!


1. ハーレーバッテリーの脱着作業に必要な工具

使う工具の説明をします。

・マイナスドライバー

Deluxeの場合シートボルトを外すマイナスドライバーを用意します。必ず適合する近いものを選んでください。

・サイズ10㎜のスパナ

バッテリーの端子のボルトを緩めるために10mmサイズの工具を用意してください。コンビネーションのスパナでも作業可能です。お持ちの工具をお使いください。

 

2. シートの取り外し:ハーレー ソフテイル デラックス

 

ステップ1:タンデムシートから取り外す

ソロシートを取り外すために、まずタンデム用のシートを取り外します。

 

ステップ2:ソロシートを外す

ソロ側のシートは手で回せるスクリューになっていますので手で緩めてください。固く締まっている場合はプライヤー等でつまんで最初だけ緩め、あとは手でアシストしてください。

 

注意点:ネジの落下防止にナットをつけておく

シートを止めるスタッドがあります。プラスチックのワッシャーで固定されていますが劣化していくとこれを押さえることによってスコンと下に落ちてしまうことがあります。落とさないために取り外したナットを再度取付けておいてください。

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3. バッテリーの取り外し:ハーレー ソフテイル デラックス

 

ステップ1:メインヒューズを外す

取り外す前にまずヒューズを外します。バッテリーの背後に潜む様にしてケースが配置されています。ケースの蓋を引き抜くことでヒューズが姿を表します。40Aと表示されているのがメインヒューズです。

このメインヒューズを外しておきます。

・バッテリー取り外し前にヒューズを外す理由とは?

ヒューズを外す理由は、安全な電源カットをおこなうためです。バイクには、様々なコンピューターが使用されています。そしてそれらのコンピューターは通電することにより作動しています。万が一、作業上ミスが起きた時にに思わぬ電気が流れることにより故障の原因となることがあります。ヒューズを外しておけばそのような自体を未然に防ぐことができます。その意味でも、インヒューズから抜いて電源をカットすると安心して作業を行うことができます。

 

ステップ2:マイナス端子から外す

ヒューズを外したらバッテリーを外します。端子は必ず『マイナス側』から外してください。プラス側から外そうとするとショートする恐れがあります。工具は金属素材のため工具を使用しながら他のところに触れると、フレームがボディアースですので接触したときにショートします。必ずマイナス側から外してください。

 

ステップ3:プラス端子を外す

続いてプラス端子のボルトを外します。これでバッテリーの取り外しが可能になりました。

 

ステップ4:バッテリーを外す

バッテリーはそのまま上方向に引き抜きます。構造的に重いので十分気を付けてください。ケーブル類が邪魔にならないようよけながらゆっくりと引き抜きましょう。

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知っておきたい!バッテリーの危険な話

取り外したバッテリーには十分注意してください。たとえばスパナなど金属製のもので端子同士が触れた場合、ショートする危険があります。大火傷を負う事例も多数発生しています。取り外したバッテリーは、端子を保護しショートを防いでください。

バイク乗り必見!バッテリーの危険な話

 

4. バッテリーの取り付け

バッテリーの取り付け方を説明します。

この時、プラス端子には保護カバーをつけた状態で作業を行います。新品のバッテリーを購入すると必ず保護カバーが付いています。またバッテリーは思いの外重たいので十分に気を付けてください。

 

ステップ1:ケーブル類をよけスペースを確保する

ケーブル類をよけます。邪魔なものがない状態を確認してバッテリーを入れてください。ちなみにバッテリーは必ず規格の同じものを使ってください。バッテリーの中には、装着したときに極性が逆になってしまうものも存在します。もし間違えた場合には、イグニションをオンにした瞬間にコンピューター、灯火類、電装系が一気に故障します。

 

ステップ2:プラス端子から取り付ける

手順は、取り外した時の逆です。まず『プラス端子』から取り付けます。締め付けすぎず締めなさすぎずというのがポイントです。既定のトルク値もありますので締めすぎも十分注意してください。鉛でできていますので締めすぎると破損します。

 

ステップ3:マイナス端子を取り付ける

次にマイナス端子のボルトを取り付けます。このときプラスの端子が保護された状態で作業を進めてください。最初から工具を使うのではなく必ず手でネジ山がしっかり入っている事を確認して取り付けてください。ずれた状態で工具で締め付けるとネジ山を傷め、場合によってはネジとしての機能を失うこともあります。

 

ステップ4:ヒューズを取り付ける

ヒューズを取り付けます。溝が違った位置に入っていないか確認して刺してください。ヒューズを取り付けたらキャップを閉めてください。

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5. シートの取り付け

 

ステップ1:ソロシートから取り付ける

スタッドを保護していたナットを外してください。取り付けのポイントは、前から装着することです。シート裏にある爪をフレームの溝に合わせて装着します。

前の爪がしっかりと入った状態で、次に後部の穴の位置を合わせます。穴とスタッドが噛み合わない状態で強引に押すとスタッドが下にストンと落ちてしまいます。ネジを紛失しないように注意しましょう。

シートの穴にスタッドが入り込んだら手でナットを締めてください。握力に自信のない方はウォーターポンププライヤーなどでローレットを保護しながらつまんで回すのもいいと思います。

 

ステップ2:タンデムピリオンシートを取り付ける

最後にタンデムピリオンシートを取り付けます。この時、フックをスクリューの溝に合わせてください。シートの裏にはフックがあります。このフックがソロシートのスクリューに入り込みます。最後に後部のボルトを取り付け完了です。

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6. バッテリー交換後にメーター項目がリセットされる!?

バッテリーを取り外した後にイグニッションをオンにすると、リセットされているメーター項目が2項目あります。

①燃料計

ローレンジ(LO RNG)と表示されゼロの状態になっています。が、心配する必要はありません。通常走行にすると数字が元に戻ります。

②時計

時計もリセットされます。バッテリーを交換した後、ヒューズを抜いた後は再調整を行う必要があります。

ハーレー時計の合わせ方を動画で詳しく!

 

7. ハーレーバッテリーの脱着作業を最初から最後まで動画で詳しく!2017 FLSTN Softail Deluxe ソフテイル デラックス Harley-Davidson

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まとめ

頻繁に作業を行う部分ではないため、バッテリーの取り外しの順番、注意点はその都度確認をしながらゆっくり作業を行ってください。なにしろバッテリーは思いの外危険が潜んでいます。知識をもって作業を行ってください。

バッテリーの交換を終えたら、時計合わせがあります。こちらも頻繁に行う作業ではないため、忘れがちですがボタンの長押しで時間合わせを始めることができます。

知ってしまえば難しい作業ではありません。たのしいハーレーメンテナンスの時間をお過ごしください!


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バイクが今みたいに当たり前に走れるようになるまで、100年。それでいてまだ進化の途中だ。この歴史の流れをもろに感じることができるのも、バイクの醍醐味さ。

– ハーレー仙人 –

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